#二つにわけて考えるメンズスタイル。
166日目は、パーマスタイルです。
結構メンズのお客様を担当していると
「パーマが怖い…」
っていうお客様が多いです。
僕自身、昔パーマをかけてトイプードルみたいになったことがありました…
そうなんです
怖いんです。あの得体の知れない、最後までどうなるかわからないパーマという物体…
美容師として仕事をして10年…
今思うことは
パーマが怖いのではなくて
あいつが下手だったんだ。
です。笑
簡潔パーマに関していうと
- パーマで動きをつける美容師
- カットで動きをつける美容師
この2パターンの別れると思います。
一番パーマをかけて失敗するのは、1個目のパーマで動きをつける美容師です。
パーマはあくまでカットが土台です。
そもそもカットで動きが出ていないところにパーマをかけると、強くかけざるおえない状態になりますので、当然強くなるか、ロッドが小さくなります。
結果強くかかります
「1週間くらいしたら伸びて良い感じになるんでぇー」
「いや、今いい状態にしろや」
というモードに入ります。
美容師さんそれぞれの考え方によるかと思いますが、僕の場合はパーマはスタイルの補助としてかける意味合いが強いです。
当然パーマありきのスタイルの場合(ツイスト、ハードパーマ)などは違う場合もありますが、どれだけカットで形を作れるかで仕上がりが変わってくると考えています。
トップがペタッと潰れて動きが出なくて悩んでる人に
トップがふわっとなって、動きがつくカットをしてあげるのがまず大前提で
それでも足りない部分を補うために【パーマ】をかける。
そういうのが一番自然なスタイルになるのではないでしょうか?
くせ毛の外国もスケーターっぽいラフな感じ。
そんな「感じ」を出すには絶対良いカットがベースになければ成立しません。
こういったハードなスタイルもカットが大事です。
ただ強くかかるのではなく、カットがベースにあって強くかけることによって、時間がたってきてもスタイリングのしやすいとスタイルとなります。
ではそのためにカットはどうするか
というところで
二つに分けて考えるメンズカットが登場するわけです。
下刈り上げのベースに何を乗せるか。
今回は
ハサミで刈り上げた、自然なスタイルに対して毛流れの出るカットをのせています。
前髪バング部分を少し後ろに寄せてカットして前髪の長さを残します。
サイドは下の毛と、トップで切った毛をガイドに集めて出てくるところ(青い部分)をカットして自然なレイヤーが入ります。
こんなボックスカットみたいな感じでカットしても動きが出るのは、頭が「丸いから」です。
無駄な手数が少なくバシッと決まるスタイルは、絶対にかっこいいです。
無駄を省いたシンプルなカット構成を作れるのも、二つに分けて考える利点だと思います。
是非試してみてください。
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