161日目。
二つに分けて考えるメンズカット。
今回はまさに二つに分かれてます。
ウエイト高めのナチュラルなフェイドスタイル。
トップが残り、地肌が透けすぎないくらいの綺麗なグラデーションが出来ています。
それでは切り進めていきましょう。
ビフォーです。パートラインで分けとり、グラデーションを作っていきます。
ウエイトを高めに設定し、タイトなシルエットなスタイルにしようと思います。
黄色い線はトップの毛流れ。
トップからの毛先の落ち位置が、このラインに重なることによって、スタイリングした時にタイトにセットできたり、ハチ部分で跳ねるのを防げます。
10mmオープンでゴール設定した後、3mmオープンで下、特に薄く作りたい部分のスタートを作っていきます。
何事もスタート、ゴールは大事です。
10mmで作ったゴール(赤い線)に向かってグラデーションを作ります。
3mm(黄色い線)から下は、骨格も入り込みが強く、生えグセも強いので、3mmよりも短い長さでフェイドしていきます。
短くすることによって、耳周りや襟足の生えグセ強いところを短くできるのでスッキリした印象になります。
今回、軟毛でクセ毛という毛質なので、地肌は透けやす。
かといって、長くのこしてしまっても求めている清潔感がでません。
短く耳側、襟周り、骨格の凹み部分を作り込めることによって綺麗なグラデーションになり、清潔感がアップします。
刈りおわりです。
綺麗のムラなく出来ているのがわかります。
そして完全に、土台部分となるしただけ作り込んでいます。
ダックカールを外しましょう。
もはやトップこれでもいいんじゃない?
って感じですね。
このように骨格で切り分けることによって、土台になにが乗るか?
という考え方ができるので、どんな形も提案できるようになります。
伸ばすこともできますし、ショートの動きあるスタイルも可能なのです。
骨格の切り替わりで分けるということは、毛の生え方で分けることにもなるので、上の髪の毛をまったく触らなくても(長さの限度はあります)馴染むのです。
右から左に毛流れを作って、スタイリングしますので、若干毛流れが溜まる左サイド部分はハチで締まるようにカットしています。
そして雰囲気や全体のイメージを司る前髪部分(黄色)を残すことによって、毛流れを生めます。
こうすることで、自然な、ナチュラルさのある中にも清潔感。
前髪を長めに残すことによって、クセ毛をイカしたスタイリングが可能になります。
皆さんも是非参考にしてみてください。
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