146日目は襟足に重点を置いて話を書きたいと思います。
最近推しているこのstyle。
ナチュラルさのなかにもメリハリがついているスタイルです。
このスタイルにしようと思った時、やはりポイントはネープになるかと思うのですが、皆さんは襟足のデザインをするときにどこに着眼点を置いて作業しますか?
襟足は襟から始まるだろ!って事で、赤丸の襟からなのか…
その上なのか…
僕の場合はスタイルにもよりますが、黄色い部分のデザインをイメージして決めます。
赤丸部分、は骨格が凹んでいることによりそのまま残すことはできません。
どこかの作業で必ずカットする部分になるはずです。
なのでここを全体のネープイメージを作る長さにした場合これより上の毛はもっと長くなるはずなので、思っていたより長くなったりしてしまいます。
なので僕はその上の「毛流れ」を意識して作っています。
このスタイルの最大の特徴は「毛流れ」です。
これを出すにはそのお客様の毛がどれくらい長さがあれば動くか、ということが大事になってきます。(緑矢印)
その必要長さを残した状態でカットすることによって、全体的にナチュラルなイメージ作れます。
そして、盆の窪下部分からは骨格の凹みなどがある部分なので、その毛流れの出る長さ設定より短くなるはずです。
もし襟のスッキリさ。から設定してしまうと、上の毛は骨格の膨らみにより短くせざるおえなくなってしまい、切り終わりのイメージがずれてしまいます。
目先の長さではなく、大事なのは
そのスタイルを作る「髪の毛」はどの位置なのか
が重要です
骨格凹み部分だけ刈り上げていますが自然に見えるのはポイントをおさえているからです
もし盆の窪上の部分も短くなってしまっていたら、普通の刈り上げになってしまいます。
骨格の凹みと
毛流れをうまく使ったカット
是非オススメです
試してみてください。
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