85日目。
お客様スタイルから。
バッサリさんです。
ひし形ショートのスタイルでカットのみで仕上げています。
施術前
施術後
髪質は柔らかめで、少しだけクセあり。
美容師的には非常に良い髪質でした。
しかし、以前のブログでも書かせて頂きましたが、僕たちにとっては髪を切る一瞬だけでも、そのお客様は何十年もその毛質と付き合ってるわけです。
なかには、その恵まれた良い毛質(今回の場合は、いつも綺麗すぎるボブになってしまう)事から飽きて、外れたい方もいます。
そんな時に、骨格わけでしっかりきれることによって、スリムな、タイトなくびれをもたせたり、自然にできてしまう「丸み」をさけることができます。
そこを回避するのが耳後ろで分けとったディスコネクトのラインと耳しろ、みつえり部分の三角形の骨の凹み(青三角形)、そしてつむじ周りに個別のレイヤーで骨格カバーを入れれると一気にスタイルも自由度が増えます。
個別にレイヤーを入れる怖さはあるかと思いますが、骨格の丸みを理解していれば怖さはありません。
簡単に言うと、下げて切るとラインが出て、あげて切ればぼやける
ということです。
そして、途中で切るのではなく、一通りカットし終わってから、自分のイメージにつなげていく感じで「必要なところ」をカットしていくことが大事です。
今回の場合、つむじ周りを個別にレイヤーに入れることによって、ウエイトが重くなるのを防ぐのと、毛先の落ち位置をずらして、動きが出ているように見えるようにするためにカットしました。
そうすることによって、自然な重さは残しつつ、軽い印象を与えることができます。
この「効果」を理解して切ることによって
怖さは無くなるかと思います。
試してみてください。
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