お客様カット。
今回はサロンワーク中でもっとも多いのでは無いかと思う、セット無し、スタイリング無しのお客様です。
場所によると思いますが地域密着店の場合、できたら何もしないのがいいなーなんて思う方も多いです。
僕も叶うなら、何もつけないで自然なままでまとまるのがうれしいです。
今回来られた方は、初めましてカットだったのですが、ベースがとても位置の低い2ブロックが入っていました。
2ブロック=刈り上げ
では無いのはもうわかるかと思いますが、その位置。
ウエイトが低いとかそういう問題では無いくらい低い位置でした。
僕は「ビビリ2ブロック」っていう命名していますが。
結局この2ブロック。
何がしたいのかわかりません。
2ブロックは骨格で分けて、毛量を調整したりタイトにしたりすることのできる技法の一つですが
下すぎる2ブロックラインで切っても、黄色い丸の厚みが一番でてしまうところの解決には無いっていません。
そしてそこをなんと梳くということでしか、量が取れず、ギブアップ。
そうすると、つむじが少し潰れ、盆の窪が張っているこの骨格。
そして毛が綺麗に丸みを帯びやすい毛質の場合
毛流的に盆の窪付近に毛先がたまり、2ブロックにしようが、刈り上げようがずっと
「丸いスタイル」
になってしまうのです。
この毛流や骨格によって溜まるポイントを切り分けてないと、この内に入りやすい、丸みを帯びやすい毛質。から脱することはできません。
一見その毛質いいじゃん!
って思いますよね、僕も思います。
ボブにするには最高って。
でも、僕は今日初めて切るので思った事でも、お客様はこの日までずっっっっっとその毛質でそのスタイルなわけです。
たまには丸くない、毛先に動きが欲しい、重く無いスタイルもやりたいはずです。
そう考えると、骨格で切り分ける方法を知っとく手は無いかと思います。
今回は前回の2ブロック刈り上げの名残があるので、やや耳後ろが長さが足りない状態ですが、ここは伸ばしていってもらってカバーします。
つむじまわりは別個でレイヤーをいれ、放射線状に広がるので骨格カバーのつながります。
ディズコネ耳後ろで切った後、2ブロックラインで分け取り長さを残すように厚みだけ取るレイヤー。
そして耳後ろと盆の窪の間の凹み部分。一番もう量がたまる部分にレイヤーをいれ、「丸み」の原因を取り除きます。
この毛先の動きはセニングだけでは出せない
雰囲気かと思います。
そしてスタイリングなしでも、っていうことになると、こういうスタイルになるかなという感じです。
骨格で分けるレイヤーは非常に使えますので、ぜひやってみてください。
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