69日目はツーブロックで切る女子ショート。
タイトなショートヘアです。
昔に比べてだいぶ刈り上げる方など多くなったような気がしますし、世間的に女性で刈り上げが受け入れられるようになった気がします。
そんな時、メンズとどう差をつけて切るかが大事なのではと思います。
最初っからメンズと同様に2ブロックで分けてカットしては芸にかける気がします。笑
実際同じショートでも、女性のショートの場合丸みが欲しいですし、柔らかさなども欲しいです。
その時に僕的にやりやすいのは
一度カットを完成させてから、骨格分け(2ブロックライン)で分けて切り分けるやり方です。
そうすることによって始めに全体のフォルムの造形を作ってから、余分なところを締めていく。という感じにできるので、男女差がしっかりでき、女性でもハマるタイトなショートstyleが出来上がるかと思います。
切り上がりの状態です。
cut前。
前下がりのスライスは角度きつめで、タイトになるよう切り進めていきます。
後ろはスッキリ締めますがサイドは平行で丸みを少し出したいので、サイドに行くにつれて角度がゆるくなるよう設定します。
そして全体的に前下がりのショートが完成してから
2ブロックラインで分け取ってカットしていきます。
2ブロックライン下は自然な毛流れが欲しいので部分的にレイヤーを入れて厚みをとります。
これをやることによってセニングだけでは出せないスッキリさが手に入ります。
ここで重要なのは「長さを切らないこと」です。
わけとる前に全体の完成イメージは出来上がっているので、改めて長さを切りすぎてしまうと、またバランスが崩れますので注意が必要です。
サイドに関しては、厚みを減らすイメージでカットしましょう。
そして、サイドのスライスから後方に向かう時、少し締めたいので頭側に指が入り込むように引き出すパネルを変えていき、後ろがタイトになるように作ります。
そうすることによって自然な毛流れからの襟周りのすっきりさが生まれます。
そして耳下、襟足から盆の窪に向かってハサミでグラデーションを作る刈り上げを作っていきます。
耳後ろの骨の出っ張りや毛の生えグセ強いところなどがカバーできるのです。
このように、完成形を作ってから切り分けることで、女性にショートの柔らかさ、丸さを残したまま刈り上げを使用するタイトなショートヘアが作れます。
少し攻めたい女性には是非使ってみてください。
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