2つに分けて考えるシリーズです。
今回は王道パートスタイル。
皆さまシチサンスタイルを作るときに何をポイントにしていますでしょうか??
よく新規の方で、通ってた美容室でいつもシチサンに…とか前回は分ける感じで…でもなんかしっくり来ないんですよね。なんて言ってくる方共通して短いんですよ…
前髪が。
王道に決めるスタイルは前髪長くないとダメでしょう!というのが僕の考えです。
結局シチサンのツヤ感、ピシッとセットしたときに決まるスタイルの素は前髪部分にあるわけです。
前髪部分が長いことによって、後ろに持ってきたときに髪の毛がしっかりと収まります。
さらにいうと、あげたときのスタイルありきですが、日本人の多くの方は毛は張りやすく、ハネやすかったりします。
そして、骨格の凸凹やハチ部分が張るので、刈り上げはグラデーションで作っていかないと、セットしたときのカパカパ感がでます。
僕的にはこれが非常に嫌いです。
外国人風外国人風といえど、僕たちは日本人なので、
【外国人風スタイル要素のある日本人の骨格にあったスタイル】
を作ることが大事だと思います。
クリスティーノロナウドと同じ髪型にはなれませんし、アザールのような坊主にも僕たちはなれないのです。
でもそのニュアンスやイメージを目指してそれの自分に合わせたスタイルを作ることはできます。
それがずっと書き続けている、骨格で分けるカットだったり、エリア別で考え、残す毛は残す。というやり方を選んだ方が職人的で良いスタイルができると思います。
右から持ってくる場合、赤い部分が長くなるようなイメージです。
とくにバング部分はしっかり残しておくことできれいなスタイルができあがります。
短いショートスタイルから、シチサンをやってみたい、オールバックのスタイルなどやってみたいというお客様にはまずこのバング部分(青色)を伸ばしていくことが大事です。
あとは過程でバングを残しつつ切り分け、やっていくことで憧れのスタイルに近道になるかと思います。
まんべんなくお利口に切る美容師さんがまだ多いような気がします。
まんべんなく切られたスタイルは、伸びかけの状態はまとまらず、ぼやけたスタイルになります。
分けて考えるメンズカット。
是非やってみてください。
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