サイドの毛流れ【56時間目】

men'sショートスタイルサンプル。
安定のフェイドスタイルですが、今回はトップ部分の毛流れ。そこについて書きたいと思います。

骨格で分けてきるということ。
そして下の土台となる部分にトップのどういう毛がのってくるかを今まで話してきましたが、そのトップ部分にもエリアで分けて切るという切り方で簡潔に仕上げることができると思います。

バング部分を分けて考えます。
こことき女性だと長短がしっかりしているので混ぜて考えずに済むのですがメンズの場合だと長さが近いので混ぜって考えがちです。
ここでしっかり頭の中で骨格分けをイメージすることによって、メリハリのついたスタイルができあがります。


バング部分(赤色)はもう別物と捉え、それ以外の部分でカットをつなげるイメージできると、短い中にも動きのあるスタイルができあがります。


そしてパートラインからバング部分までの間をハチを占めるイメージで前下がりにスライスを取り、カットしていきます
だいぶ図がアレですが…
このときに大事なのはトップ部分も切らずに顔まわりの長さも切らないということです。
トップと前方にガイドがあるのでそれを意識するとカットラインが出てきます。

外国バーバースタイルなどでよく見た切り方で、切り終わりの毛先に毛流れや動きがしっかりでます。

なんてことないショートスタイルにもこの動きが足されるととても雰囲気があがります。


男性のお客様から「他となんか違うんですよねー」と言われるときはこの髪型がとても多い印象です。

そして前から見たときにタイトになるのでハチの張りやすい日本時にはとても使いやすいカットとなるかと思います。

「何かちがう」の「何か」をたくさんつくることが、自分への価値を作ることだと思いますし、それは感覚な部分でなくてもしっかりと作ることができると思います。

ハチをタイトにしめるカット。
メンズスタイルの隠し味に加えてみてもいいと思います。

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