55日目。
今日はブラントカットとボブスタイルです。
切りっぱなしのラインなどを作る時、フリーハンドで切ったり、落ち位置で切ることによってしっかりしたアウトラインが作れるかと思います。
しかしブラントカット=線が残る。と言うことではないのです。
これこそ今更な事ですが、全部をブラントで切ったとしても、線は残りません。
逆に言えばブラントカットできることによって確実な確実なレイヤー、ウエイトコントロールなどができます。
そして、感覚で切る部分ではないので、次回来店時に「同じ施術」ができるのだと思います。
ブラントでも十分に柔らかいカットができます。
骨格に対しての角度、丸みを意識してカットすることによって、
真上に引き出された髪の毛は頭の丸みの影響で同じ位置で切られても(緑線)おろしてきたときに、黄色矢印、赤矢印のように「ズレ」が生じます。
顔まわり部分は頭皮に90度で引き出してみればさらにレイヤーが加わります。
この頭の丸みを使ったレイヤーは、よりなじみのいいレイヤーを作れるのです。
このベースのレイヤーがあるからこそ、はすれたレイヤーも作ることができると思います。
ブラントカット=直線的。ではなく骨格を理解して切ることによって入れるレイヤーができるとスタイルの幅がより広がるとおもいます。
ラインが出るので怖いのでチョップでという切り方と
この質感を求めたいのでここはチョップで。
という切り方では仕上がりのクオリティはだいぶ変わると思います。
そしてフィニッシュワーク。
アイロンもこの頭の丸みを使って切られたカットには簡単な手数で決めることができます。
32mmのコテを使用しています。
2部6ラインなの起点部分でそのままわけとり、下の毛上の毛で分けます。
ここでも骨格意識が大事です。
下部分の毛はもみあげやみつえりなど毛流などが強い部分が多く、深い位置まで生えているのでしっかり巻かれていないとスタイルが崩れる原因になります。
下部分は落ち位置でしっかり巻き、トップ部分は地面と平行にあげて外ハネに巻くことによって柔らかさがでます。
そしてトップつむじを起点に放射線状に細かいチップを拾ってそこを内巻きに巻いてあげ仕上げにバームやオイルでしっかり馴染ませると、骨格に合わせたレイヤーがあることによってふわっとした外ハネスタイルで出来上がります。
ブラントカットでの施術をベースに考えたときにスタイルの広がりが見えてくるとお思います。
僕に場合アイロンワークから気づきがあり、カットに生かしたこともたくさんあります。
フィニッシュワークやセットが上手な美容師さんの動画などはよく見ると骨格の切り替わりをすごい大事に(本人が気づいてなくても)していたりするので合間に見ることをお勧めします。
是非やってみてください。
0コメント