つにきました。50時間目!
このブログを見て練習ができちゃうようなものにしたい。そんな気持ちでいきたいです。
そして50時間目からは、少し違う内容のものもかけていけたらいいな。なんて思います。
もちろんテーマは24時間にプラスする。です。
今回は、お悩み解決カット。
サロンワークで肝になる部分です。
今回来店された方は、「切りっぱなしの外ハネスタイルが好きなのですが、後ろがもったりしてしまっていて嫌だ。サイドの毛みたいに綺麗に跳ねてほしい」
ということでした。
たしかに、後ろが丸かったです。
【原因1】
レイヤーが入りすぎていた。
今までのブログにも書いているのですが、切りっぱなしの外ハネスタイルをする時は僕は顔まわりにレイヤーを入れます、トップ部分にレイヤーが入るとその毛が後ろに行き、ばつん!としたフォルムを崩します。
【原因2】
襟足。襟足深くまで生えていて、量が多かったです。
前回カットから2、3ヶ月経っていたそうですが、セニングを多用されていて、毛先がスカスカ、中間から根本もったり。
という状態でした。これでは綺麗にまとまりません。
この2つの原因から、レイヤー入っているのを無くせばOKなので、レイヤー分、切らせてもらいまず切りっぱなしのライン感を出しました。
これで1つはクリアです。
一番肝になる部分【原因2】の襟足部分です。
(今回はカットのみ。ハイライトは他店によるもの)
ここを切るときに、そもそも別の方向から考えます。
外に毛が跳ねるというのはどういう状態なのか
ということです。
トップからの毛流れは、左はウチですね。
中央のようにストンと落ちて、跳ねるのか。
右のようにややくびれて跳ねるのか。
この時、サイドが跳ねやすく、後ろがはねない。と悩みに対して
「なぜサイドは跳ねるのか」を考えます。
後ろにあって、サイドにないもの。
です。
それは骨です。
アンダー、ミドル、トップに分けて考えた時のアンダー部分がサイドにはないですね。
結果、下でくびれ、跳ねる訳です
しかし後頭部は、アンダー部分があります。
この、アンダー部分の処理が外ハネ切りっぱなしのスタイルの肝になるかと思います。
そして今回のお客様の場合、盆の窪がなく、トップもやや絶壁気味の骨格でした。
そうなると、図のように結局上から来た毛たちはくびれることができず、外にはねるきとがでっkないのです。
そして生えグセの強い襟足はうちに入り、全体的に重いぼてっとしたシルエットになるのです。
これをサイドのようにするには…
そうですアンダー部分の厚みを取り、トップの毛が綺麗に外にハネれる空間を作ってあげるといいのです。
赤丸は骨の出っ張り、青丸が凹みです。
盆の窪がそもそも出ていないので、ここにメリハリがないです。
なので、みつえり骨格くぼみ部分に毛がためりやすくなっている為、ここに部分的にレイヤーを入れて全体的な厚みを消します。
そしてミドル。
やや絶壁気味の方はここがつぶれます。
ここはトップからの毛先が来た時に綺麗に動きがついてほしいので、はちしたから逆三角形をとるように引き出し、上にあげてレイヤーを入れます。
そうすることによって、ここの毛の落ち位置は盆の窪あたりにきますので、もともとなかった盆の窪エリアにメリハリがでます。
アンダー、ミドル共にレイヤーによる骨格矯正カットが入ることによってトップ部分の髪の毛を受け入れることができるのです。
そして一番最後はトップ。
絶壁の骨格の場合はトップ部分も凹んでることが多いです。なので同じ長さで切ったとしても 、後ろから見た時、後頭部中央エリアだけ間延びした印象になってしまいます。
仕上げのイメージのにぉよりますが、つむじ周りを二等辺三角形な感じでわけとり、あげてレイヤー(角をとる程度)で入れるとこによって「動きが生まれます」つむじ周りを起点に放射線状に広がり毛流なので、ここで分離してレイヤーが馴染まない。ということはありません。
こうすることによって、綺麗な切りぱなしのラインが生まれるかと思います。
ある悩みを発見した時。
何故そうなるのか。
逆に良いと思える場所は何故そうなっているのか?
「ここがこうといいうことはこうなってればいいのに。」
「こっちもこうなってたらいいのにね」
「この毛が嫌だよね」
なんて不満のところからカットのアイデア、ヒントは生まれるものかと思います。
そして自分の切り方は何の為にやっているのか、この切り方をするとどういう特徴が生まれるのかを考えると、とてもやりやすく近道になると思います。
ぜひ参考にしてやってみてください。
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