カラー。薬剤選定皆様はどうやってますか?
その都度お客様に寄り添って、この色あの色なんて…
お客様に合わせて、パーソナル診断的な感じでカラーを選ぶことはとても大事。
カラーもカットと同じように、自分の中で王道のブレンドを作ることはもっといいことだと思います。
これからどんどん人手が足りなくなり、離職率も多い美容界。
すぐできる。というものを作ったあげるのが大事なんじゃないかと思います。
カットもそうですが、カラーも。
僕はアシスタント時代、脳みそが足りなさすぎて本当によくわからなかったです。
その時に、お酒のカクテルのように決まった混ぜ合わせがあればとても楽しくできたんじゃないかなと思います。
微力ながら自分の頭の中を整理して、書き留めておきたいと思います。
今回は普段サロンワークで一番使う
アッシュ、バイオレット、ブラウンの混ぜ合わせを紹介したいと思います。
僕は中野のキャラデコを使っているので、それでいうと
A、V又わL、N、です。
昔、ハイトーンカラーの多いお店に友人に白くするレシピを聞いた時、この色の種類で作るという話になり、そのときは僕もハイトーンに使ったのですが、とても綺麗な色でした。
その時、僕はずっと自然な色味を出したい(アッシュとかグレーとかもう飽きたなーって感じでした)普通のカラーでも使えるんじゃないか。と思い、ブリーチ無しのお客様に使ったところとても綺麗で使いやすい色味でした。
結局このカラーの混ぜ合わせは、アッシュをすごい出したいわけではなく、バイオレットもすごい出したいわけでもない。
自然なハイトーンや、カラーができる色味だと思います。
ので
ベースの状態、もっていきたい方向により配合の比率は変わりますが基本的にはこの三種。
そしてNは10%程度入れるくらいです。
退色激しい毛先などには割合多めにします。
例えば
ややアッシュみを増やしたい場合
(9トーンの場合)
9a:9l 2:1 9N 10% OX 4.5
(毛先)
9a:9l 1:1 11N 10% OX2%
のように、毛先にかけて、比率を下げ、10%入れるNのトーンをあげ、毛先が沈まないよう作っていきます。
状況によって
9a:11l などになったりもします。
ベースとなる色味をアッシュに決めた場合、ここでのトーンを変えることは明るくすることではなく、色素量の薄いカラーを使いたい。ということです。
退色しきって毛先がハイトーン、薄い状態の人には、Nを濃く入れる必要もなく、色味も自然にしたい。
でもクリアでは薄すぎてしまうので、こう言った方法で調整していきます。
中野のカラー剤は色玉というので色素量が表記されているので、それを参考にするといいと思います。
比率、毛先に向かってのトーンコントロール、ベースの見極め。
でカラーの比率を変える。
ベースのカラーレシピのまま
アッシュ、バイオレット(ラベンダー)、ナチュラル(ブラウン)の組み合わせの中で作ると、自分の色が作れるかと思います。
流行りのカラーや、色々な色を追い求め新しいことをやるのはとても大切で常にやり続けなければいけないことですが、普段のサロンワークで考えたとき、客層のメインゾーンや、自分の好きなスタイルに合う土台となるカラーレシピを何種類かもっておくと、スタッフ同士の共有もでき、安定した技術への近道にもなるかと思います。
今回は3色をベースに使ったカラーでした。
ぜひ試して、自分なりに変えてみてください。
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