フェイドカット。
バリカンだけで作られたスタイルなど良く言いますが、僕が使っているのはウォール社さんのマジッククリップとスーパーテーパー。
アタッチメントも
1.5、3、4.5、6、10〜という感じであり、この中間のアタッチメントが秀逸。
それとブレードがレバーでオープン、クローズで調整できるので
それでもさらに細かい設定ができ、綺麗なグラデーションを作れます。
僕なりの解釈の考えだと、道具などももちろん大事ですが、じゃあそれじゃないとできないのかって話になります。
それじゃなくてもできます。
大事なのはやはりイメージ。
仕上がりのイメージを何ミリに設定して、ウエイトをどこに持ってきて、どれくらいのグラデーションを作りたいのか。
そしてスタイルイメージを、フォーマルにしたいとかラフにしたい、悪そうにしたいとかそういうものを切る前に頭の中で完成させることが、ブレないスタイル作りで大事な部分になると思います。
今回のお客様の場合、6mmのオープンで刈り上げのゴールを決めます。ウエイトの位置をきめ、最終的にこの長さに繋げますよーっていうゴールです。
そしてそれが決めたら、今度はグラデーションになる幅決めます。
ナチュラルよりのスッキリなイメージで。
なので薄くなる部分は控えめに。
3mmクローズで下を作ったら、4.5オープンで、そして6mmオープン。
そうすると棚田みたいな地層みたいなラインができます。
あとはここを間の長さで埋めてグラデーションにするだけです。
線が徐々に消えていって無くなる快感はなかなか楽しいですよ。
そしてもみあげやみつえりなどの凹み部分は
アタッチメント無し、1.5クローズ、オープンで3mmの開始の位置までグラデーションをつけていきます。
骨格の凹み部分がさらなるグラデーションになることによって、離れて見た時より綺麗に仕上がります。
同じようにグラデーション、アタッチメント無しからです。
細かいところはたくさんありますが、まずは
ブレないイメージを持つこと
が大事です。
思い描いた仕上がりのグラデーションに、自分が実際寄せて行くだけになると思います。
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