個別に入れるレイヤー。
今までボブなど切り方で骨格わけで考えるということを進めてきましたが、今回はさらにポイントを絞って。
アンダー部分のレイヤーです。
外ハネボブなどの特徴として、均一な量感でタイトに仕上がったシルエットを作りたい時。
盆の窪から下は、角度がつき入り込みがある為、まじめに切ってしまうと丸くなってしまいます。
厚みが出るからといって、セニングの多様はNG。
そんな時、アンダー部分でレイヤーを入れて、髪の毛が内側に入る力を少なくする切り方があります。
それが「隠しレイヤー」
みつえり凹み部分に入れるレイヤーです。
赤は骨格が出ているところ、盆の窪と耳後ろの出っ張りに挟まれた部分。
このエリアは凹みが強い部分です。
特に女性は骨格が細いかたが多いので、首が細い方など、特に入り込みが強いです。
みつえり部分は毛流や生えグセも強く、重さが出やすい部分でもあります。
トップからきた毛(赤)、サイドから流れてくる毛(黄色)、耳後ろのや、センターから盆の窪起点に広がる流れの毛がこの凹みゾーンに集まって来たりします。
ここで量が多い=セニングとなってしまうと、仕上がりがスカスカ、毛先パサパサになります。
この時、量調整の前に、シザーでレイヤーを入れて、ボリュームコントロールができると、カット持ちが良くなります。
みつえり凹み部分で三角形にわけ取り、上に持ち上げ(持ち上げることによって、アウトラインの毛の長さを切らない)そこに溜まる余分な毛先が切れます。
凹んでいて丸みが出やすくなっている部分に、レイヤーが加わることによって、タイトなシルエットのアンダー部分になるので、切りっぱなしの土台部分ができあがります。
少しの変化で大きな変化が起きるのが、カット。
ぜひ試してみてください。
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