ボブスタイルを切るとき、結局皆さんどうしてますか?
ベーシックで教わったままのブロッキングでカットしていますか?
たしかにそれはとても大事で、必要な部分なのですが。
せっかく自分でスタイリストとして施術できるなら、教わったものを噛み砕いて、自分なりに考えてやってみるのも楽しさの一つです。
根っこの部分にベーシックのルールさえしっかりあれば、へんなミスもないでしょうし、「なぜ、そうするのか」というのが、どんなプロセスでも一貫してあるはずなので、そこを理解できれば絶対大丈夫です。
そして自分で噛み砕いて自分なりに解釈できることによって教える時に、もっと深く教えられるのではないでしょうか?
カットを基本的に大きく三つにアンダー、ミドル、トップでわます。
アンダーは耳した(赤線)ここは骨格が切り替わり激しく、毛穴は下に向きがち。髪の毛が下に向かって生えていて、毛量も溜まりやすい部分です。
ミドル(黄色線下)日本人が一番張りやすい部分でもあります。
2ブロックラインでの切り替わりでもあるようにこめかみから延長線上で分けとります。
サイドの場合は、顔まわり部分はより前に向かって骨格が切り替わりがあるのと、顔まわりに関しては、スタイルの命となる部分でもあるので、やや前下がりスライスにとって、回りこまずにまっすぐ下ろしてカットすると、自然に前が長いスタイルになるので、ここでは顔周りのカットする前の「保険」的な役割もつちかっています。
そしてトップ部分。
ここは、上向きに生えている毛も多いところです。
コーミングしてした時下ろしてきた時に、ミドル、アンダーとコームが通ってくるので力が入りすぎて、骨格に沿うようなコーミングだとこのトップ部分の毛が長く残り、乾かしたときの「あれ?」につながります。
完全に外ハネにする時はあえてそれを使う場合もありますが、切りっぱなしなどちゃんと切りたい時には、ハチ部分から下はまっすぐ時おろせる方にしましょう。
カットプロセスなどはお店によって、教える人によって色々あるかと思いますが、僕はどんな切り方でも、上手い人は骨格の切り替わりでなにかが変化していたり、それを起点に切っていると思います。
ちょっとしたブロッキングなどもそうです。
結局、骨格の切り替わりを無視して跨いで切ってしまうような切り方はその人の感覚や、その都度のカットに近く、センスなどの部分になってしまうかと思います。
もう一度同じことができるかできないか
これが大事だと思います。
もっと、リアルなサロンワークとして必要なのは、どんな人が来ても切れる技術とスピード。そして同じことがどんな人でもできることだと思います。
頭蓋骨に皮膚がついて髪の毛が生えているのは世界中の人間、性別関係なく同じです。
今教えてもらっている、教えている技術。
今まで教えてもらってきたこと。
改めて、新しいボブの切り方を覚えなくても、今までのことをこの骨格の切り分けに当てはめて自分なりの解釈で考えてみてください。
普段の仕上がりが必ず変わるはずです。
僕はこれで変わりました。
一番大事なのは、自分で考えてみてやってみることです。
今まで教えてもらったことから枝を生やすように、頭でイメージしてみてください。
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