7つの質問【30時間目】

ついにきました【30時間目】って事で今日は、もろ人間的な部分の話。今日は7つの質問について話したいと思います。
最近ホッ○ペッ○ーなどの特集でもメンタリストの人が出てきて似たような話をしていました。あれもとても参考になると思います。

僕はだいぶ昔にある本を読んでから、実践し、実際に効果を感じている、心理学の1つです。
有名店で何をされているのか
という本ですが、そもそもこれは美容師向けの方ではなく、ビジネスマン向きの本です。
が、とても面白く、2004年にでた本みたいですが、今でも通じる部分や、それの最新バージョンをやっているお店で急成長してるお店などあります。
むしろ仕事するにあたってクソ大事なことがたくさん書いてあります。こんな僕でも読めました。そしてこれが、僕が本を読み始めるキッカケになった方でもあります。

だいぶ昔に読んだので、ほかの本の内容も混って少し内容と違うところもあるかもしれませんが、お許しください。笑
僕なりの解釈ってことで進めます。笑

その中で特に印象に残り、面白く、明日から今すぐできるものがあります。それは
7つの質問
です。
皆さん、新規客に入る時、一言目はなんでしょうか?
その次はなんでしょうか?
その次は?
その次は?

自分のいつもを想像してください。あなたがしているその質問は、全てyes、noで答えられますか?

ここが大事です。結末から話すと
はい、いいえ。で答えられる質問を7つくらいすることによって、人間は心の壁が崩れて話しやすくなる。っていう心理学です。


初対面の相手に「心が開く」状態になるのに必要なものはいくつかあります。
例えば、同じ地元だったりすると盛り上がるそれにように、共感などで話しやすくなったりします。
これは例えばお客さんが沖縄でサッカーやってたって話でも、僕の親友が沖縄にいてそういえばサッカー部でしたっていう無理やり感満載のことでも、それに当たるみたいです。

そういうもの以外に心を開かせるもの。
それは
会話のキャッチボールの回数
だそうです。
人間は、言葉のやりとりの回数で壁が減ってくみたいです。
これなら緊張しいな僕でも、言葉下手な人でも、確実に話せます。

そしてその時のコツが、はい、いいえで答えられる質問を7つする。
ということです。
たまに、「今日はどんな感じにしますかー?」
っていう美容師さんいますね、これ、その時点で、お客様が答えを考えなければいけないのでダメなんです。
緊張してるお客さんは本当にやりたい髪型があっても「あ…みじかく…」ってなります。
本当になんでもいいです、やりとりができれば

僕が新規の方に入るときは例えば
「よろしくお願いします」
「今日は短く切りますか?」
「普段スーツは着てますか?」
「前髪は上げることの方が多いですか?」
「普段スタイリングつけますか?」
「前髪は右に流しますか?」
「私服は今日みたいな服装多いですか?」
なんでもいいのです。
要はやりとりの回数を稼ぎます。
7つも考えられなくても、勝手に話が広がります。
「スタイリングしますか?」
「はい」
「ワックスですか?ジェルですか?」
「ジェルです」
「いつも仕事の時につけてますか?」
「そうですね」
「休みの日はつけますか?」
「いえ、あまりつけたくないです。」

みたいな感じで、質問も枝分かれすれば、答えも広がってきます。

特に最初は髪型やライフスタイルに沿った質問で
はい、いいえの言いやすい言葉を選んで話していきます。

そうすると、お客様から「こうしたい」と言ってくれる確率が上がったり、やりとりしてる間に、自分の統計に当てはめていって好みのスタイルを提案してあげることにも繋げられます。

会話はおしゃべりだけの楽しいものではなく、自分の仕事をやりやすくするための
道具の1つだと思います。


「とりあえず短く」と言われて切るスタイルと「会社員で普段はカジュアル、スタイリング剤いつもつける、仕事のときは眼鏡をかけて、家ではかけない、いつも短くしている」というとこまで理解して切るスタイルは
同じ髪型を切ったとしても、その後の生活が見えて、ライフスタイルに沿えるのは後者の方かと思います。

はい、いいえでやりとりの回数を増やし、お客様にとって話しやすい美容師になってみましょう!

今までやったことのない人は是非10人くらい連続でやってみてください。
少し変化があるかもしれません。


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