「自然な感じで」
「ナチュラルな感じで」
よく聞く言葉。
今更ながら、自然な感じは誰が決めるのでしょうか。
僕にとっての自然は
お客さんにとって自然じではないかも知れないです。
よく言う、自分の常識は他人の非常識的な。
感じまではいかないですが、
「自然に」「普通に」なんて言葉のゴールは一体どこにあるんだろうかって感じです。
僕自身、自然にして下さいと頼んで、バリバリに決められたことがあります。笑
僕にとっての、「自然に。」
それは
その人の生活に馴染むか
ということなんではないかと思ういます。
スーツを着てる営業マンにとっての普通と、アパレル店員さんの普通。
専業主婦のお母さんと、キャリアウーマンなバリバリの女性。。。
結局その人のライフスタイルに沿った髪型を提案する
ということが「普通に」なのではないかなと思います。
僕はカウンセリングの時に、スタイリングの有無、スーツ着るか、制服なのか、コテ使うか…など、きた時の服装なども見ていつもこんな感じの格好が多いですか?なんて聞いたり、髪型以外のところに対してとってもフォーカスします。
そうしないと、僕は他人なのでその人にとっての普通はわからないです。
そしてやり取りの中で、今までのお客さんの中で似た業種、似たライフスタイル、自分自身の経験なども重ねて
その人にとっての生活に馴染むのスタイルというのを提案していきます。
ある常連のお客様で、最初なんでこんなこときいてくるんだろう?って感じだったんですが
切り終わって、何週間かした時。普段の何気ない生活の中でふと髪型に目が行った時に「あ、この瞬間があるから聞いてきたんだ」と、思うことがあったそうです。
クロスをつけて、頭だけでた状態でチョキチョキ切って、完成された頭と。
生活に馴染む、その人のライフスタイルに沿った提案の元に切った髪型では
同じスタイルでも全くの別物なのではないかと思い大事にしています。
そして、それを意識し続けることによって
常に課題を自分自身に与えられ、常にいいスタイルを作れる、そして、何より自分ならではの提案ができる美容師さんになれるんじゃないかな?と思います。
会話は、楽しくおしゃべりできることも大事ですが、ここでいう会話はそれではありません。
必要な仕事道具の1つだと思います。
たまにいますが、人見知りで。。。など、理由ならないと思うのです。
相手を知らずに相手にあったスタイルを切れることはないんではないでしょうかと、僕は思います。
もし今、普通の会話だけで終わってるななんて思う方がいたら、ぜひ、もう3つ。ライフスタイルに関する質問を増やしてみてください。
そこから生まれる会話はまた別のものになるかと思います。
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