2つのボブベースのスタイル。
これ、どちらも同じお客様。同じ日です。
短く切るということだったので、その前にミディアム、それからショートを切らしてもらいました。
ハイライトや、切りっぱなしの質感などはまた別に説明するとしてこれで伝えたいのは
ベースの状態からどう髪を切るか
ということです。
アシスタン時代、ウイッグでの練習が多いとどうしても、0から切るイメージがつきやすいのではないでしょうか。
しかし、実際のお客様は0からではありません。
前回の履歴、自分で切った人もいれば、他店で切ってきた人もいる。
その時に
目指すスタイルに対して、何が必要で何が足りないか
を意識してカットすることによって大幅にカット時間が短くなり、最短の手順で切れたスタイルの収まりは、他のそれとは違うものになるかと思います。
左のスタイルに比べ
- 切りっぱなし感が欲しい
- 短くしたい
- 動きが欲しい
と考えた時
①に対して、フリーハンドでアウトライン切る。
②に対して、長さイメージの共有
③に対して、もともとの動き上手く使いたい
という感じになり、切り始めますので
カウンセリング時に
「今現時点でのレイヤーの動きが良いので、これを活かして、顎下くらいで切りっぱなしのショートにしてあげると似合うと思います」
的な言葉ができると思ういます。
これでお客様とイメージを共有し、あとは言葉通りに切るだけ。
早いですよ。
コーミング同様、カウンセリングも今見直すべきとこの1つではないでしょうか?
伝えて、確認して、やる。
この工程があるカウンセリングこそ重要だと思います。
0コメント