重さと見た目【13時間目】

重さと見た目。
今回は耳後ろについてです。

重めのボブスタイル、可愛いですね。
しかし、重いのは見た目だけで、実際のお客様は重すぎるとやりずらさを感じる事かと思います。
かといってすきすぎのスタイルはカットラインに厚みもなく、スッカスカのスタイルになってしまいます。

結構お店で
「違うとこで切ったけどスカスカで…」
と悩んでくる方の多くは、耳上、トップ部分はスカスカですが
耳後ろ下の部分の毛のエリアは重くそのまま残っていたりする事も多いです。
ボブというスタイルの性質上、上がスカスカは致命傷です。それでもいっぱい上をスカスカにしちゃう美容師さんがとても多いと思います。

セニング=量をへらす。
ではなく
セニングを選ぶということはデザインの一種だと考えています。
なので、セニングを使う前にシザーでできることをやりましょう。
っていう事でまずは、重さがたまりやすい耳周りについてハサミが入れれると、だいぶ扱いやすくなると思います。



イヤトゥで分けて耳後ろ骨の出っ張り部分にかかる毛(緑丸)の部分を分けとって
上に引き上げます、その時にできた角をカットするだけでレイヤーが入り厚みがなくなります。
レイヤー=段。ではなく、ボリュームのでるところの厚みをなくしシルエットを綺麗にする役割もあると考えています
耳後ろの厚み、セニングを使う前に一度わけとって見てみてください。自然なボリュームダウンに繋がるかと思います。

是非、明日やってみてください。

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