ライン感のたっぷりある切りっぱなしのボブスタイル。
クラシカルなものからフワッとしたのまで色々ありますね。
完全にこれは個人の好みかと思います。
みんなスタイルが様々で勉強になります。
僕の場合、スタイルを作って行く過程で頭にあるのは、
ライン感の出る切り方、場所とは?
ということです。
「切りっぱなしのボブ」を切ろうとすると
何百通りもあるスタイルがあり、悩むこともあるかと思いますが、
「ライン感を出す切り方、場所とは」
という考えで切ると、どんな人がきてもそのパターンに当てはめれるので容易に提案、カウンセリングに繋げられます。
場所というと簡単に言えばアンダーです。
ライン感がある。ということは
- 落ち位置で切られている
- イングラが入りすぎていない
- ノーテンション
大体ここらへんでしょうか。
この上の3つの理由から僕はフリーハンドでアウトラインで切る。
という選択をしました。
一番大事なのは、骨格に役割と毛流れなどではないかと思います。
今回は襟足に関してだけ書きますが、
ディスコネクトで耳後ろでわけとり、切っていきます。
この時、赤丸の部分は盆の窪部分で赤丸部分からは骨格が急激に角度が変わる部分。
毛穴の向きが変わり、青矢印にように下に向かって生えています。
逆に緑矢印の部分では骨格に対して毛の生えている向きは地面に並行だったり、上だったり…ここは全体の雰囲気を出すので
ここを切りっぱなしに切ってもあまり意味がありませんし、へんなスタイルになります。
よって耳後ろの下の毛を、落ち位置でフリーハンドで切り、みつえりを馴染む程度に入れ、みつえりの骨格部分にレイヤーをいれ厚みを均等に減らすことによって
しっかりとしたアウトラインを作ることができると思います。
こうすると【切りっぱなしのボブ】
ではなく
【切りっぱなしのライン】
をアンダー部分で作れることになるので、あとはミドル、トップ部分をワンレンに切るのか、前下がりに切るのか。。。などやりたいスタイルに当てはめ、切ることができるようになるかと思います。
是非やってみてくださーい
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