63日目は服と髪です。
まんまです。
まさに昨日の会話なんですが、
「今日着てきたアウター新しいですね、買ったんですか?」
「サイズがやっと見つかって買いました」
「フード分厚くていいっすねー」
「気に入ってるんです」
「ああいうフード厚めのアウターだと、少し短い方がバランスいいし、ああいうアウターで短髪かっこいいっすよ」
なんて会話でした。
その時にお客様から言われたのは、「初めて言われた」でした。
僕からしたらみんなそういうこと考えて切ってるんじゃないの??
って話だし、ほとんどの人がそういうこと考えて切っていると思うのですが、ここで一番大事なのってそれを「伝えること」なんだと思うんですね。
カットクロスをきてる状態で髪型を完成することって簡単だと思うんですが、そこじゃないと思うんですよね。
今日切ったら残りの数ヶ月間、その髪型でその人は【生活】するわけですし、スタイリングしやすい、しやすくないはもちろんなのですが、全体的なバランスで見た時にその人が普段着てる服や、来店された時の服装に合わせてカットしてあげるということが大事かと思います。
髪型も、服もバッチリ決まったら、次はどんな髪型にしよう??
あの人に相談したらやってくれるかな?
ってなるわけです。
昔にも「服装まで聞かれたの初めてです」なんて言われたり、育児しやすい髪型を提案した時に「こんなこと言われたの初めてです」という言葉が多かったです。
一番は「伝えること」なんだと思います。
僕はこう思ってあなたのこと切ってますよ。
ってこと。
恋人や家族でも意思が伝わらないことがあるのにお客様に無言で伝わるかと言われると…それはとても難しいことですね。
やはり他人同士、人間同士、そう言った意味でコミニュケーション、伝える力が大事なんじゃないかと思います。
首つまりのスウェットと外ハネの相性とかは僕はとても好きです。
同じ外ハネのスタイルでも、服との会話でスタイルの幅が広がりますし、お客さんからの意見で「そういう合わせ方もあるのか」なんてヒントをもらったりできます。
結局のところ、カットを特別変える分けでもなんでもなく、長さ設定や、顔まわりの設定を変えるだけなのに、こういう会話が入るだけで「特別感」がうまれます。
そしてそれが伝わると「髪伸びたから切ろう」ではなく、「変わりたい、変えたいから相談しよ!」ってなったりするわけです。
服と髪。
僕はどっちも大事だと思います。
僕自身、髪と服装が合わなくてすごい嫌な気持ちもしましたし、逆もありました。
言わなくてもわかるでしょ!って事。
自分の考えていることは当たり前じゃないと思い、伝えることから始めてみると、反応が面白いですよ。
ぜひやってみてください。
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